世界最大級のアクセシビリティカンファレンス CSUN2009 参加報告セミナー

2008年12月、数年にわたり策定が進められてきたWebアクセシビリティの国際的なガイドライン、 Web Content Accessibility Guidelines（WCAG）2.0 がついにW3C勧告として公開されました。これを受けて、日本国内でもWebアクセシビリティに関する日本工業規格、JIS X 8341-3が改正される予定になっています。

こうした背景から本年は世界的にWebアクセシビリティに関する話題が非常に盛り上がっています。一年に一度、アメリカ合衆国ロサンゼルスで開催される「 Technology & Persons with Disabilities Conference 」という障害に関連したさまざまな技術が発表される国際会議においても、Webアクセシビリティ関連で多くの発表が予定されています。（ちなみに本会議は、主催である カリフォルニア州立大学ノースリッジ校（California State University, Northridge） の略称から、CSUN（シーサン）と呼ばれています。）

そこで、昨年同様、当社R&D本部 アクセシビリティチームのスタッフが、今年で24回目を数えるCSUN（会期：3月16日から21日）に参加いたします。CSUNへの参加は今年で3年目となりますが、今回も過去2回の参加と同様に発表をしてまいります。（ アクセシビリティBlog：CSUN 2009への参加 についてもご参照ください。）さらに、当社では同会議の趣旨に賛同し、参加初年度から スポンサーとしても参加 いたしております。また、カンファレンスにおきましては、前述のWCAG 2.0はもちろんのこと、Internet ExplorerやMozilla Firefoxなどブラウザのアクセシビリティ、WCAG 2.0勧告で注目度を増した字幕や音声解説などを含むマルチメディアのアクセシビリティなど、コンテンツからガイドライン、そして支援技術までさまざまなテーマのセッションに連日参加し、世界最先端の情報を収集する予定です。

本セミナーでは、昨年ご好評をいただいた当社アクセシビリティBlogの一コンテンツ「 アクセシビリティPodcast 」のライブ版形式で、当社が参加したセッションの内容や会場の雰囲気などを、音声や画像も交えながらみなさまにお届けいたします。
また、セミナー後半では、質疑応答を兼ねまして、参加者のみなさまのご質問、ご意見などを取り入れながら、最新の情報をわかりやすい形でご紹介してまいります。

ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

株式会社インフォアクシア 代表取締役社長
Webアクセシビリティ・コンサルタントとして、大手企業サイトのJIS X 8341-3対応をサポート。JISおよびWCAGワーキンググループ委員。

株式会社ミツエーリンクス
取締役 R&D本部 本部長

株式会社ミツエーリンクス
R&D本部 アクセシビリティチーム所属
アクセシビリティ・エンジニア

株式会社ミツエーリンクス
R&D本部 アクセシビリティチーム所属
アクセシビリティ・エンジニア