差別化機能とは、ブランドの機能のひとつです。ブランドは、ブランド要素によって消費者に識別させる役割を果たします。例えば、果物は一見しただけではその品質の差異がわかりにくいものですが、「ドール」や「サンキスト」のロゴやシンボルを付与することで消費者は識別することができようになります。消費者がそのブランドに特別の意味、価値を感じることによって、企業は自らの商品・サービスをコモディティから脱却させることが可能になり、ブランドはそのための識別の出発点となります。
参考文献
- 『製品・ブランド戦略』栗木契著、青木幸弘・恩蔵直人編(有斐閣)