時代と歩むミツエーリンクスの人材育成
取締役執行役員(CHRO) 野中 太郎人事担当役員として求職者のみなさまと接する中で、当社の人材育成に対する考え方や研修の内容についての質問をいただく場面が多くあります。新卒で入社を希望される方はもちろん、当社はポテンシャル採用枠を用意しており、未経験の方であっても積極的な採用を行っていることもあり、一から学べる環境があるかという点を気にされている方が多いという背景があるのではないでしょうか。そこで、今回は当社の人材育成に対する考え方についてご紹介します。
ミツエーリンクスの人材育成の基本方針
当社は「スタッフ一人一人が会社を支える力であり、個人の成長こそが会社の発展に必要不可欠なもの」という考え方をベースに、個人のスキルや能力、そして可能性を最大限に伸ばしていただけるような環境づくりを人材育成の柱として各種研修制度の構築を行っています。各研修の細かい内容については当社採用サイトの人材育成のページをご覧いただきたいのですが、上記に加え大切にしていることは、時代や社会の状況に合わせて常にアップデートを行うという点です。
2023年度の取り組み
アップデートの一例として、昨年の取り組みの一部をご紹介します。
新卒研修
新入社員を迎える約1年前から第一線で活躍するスタッフによる研修プロジェクトチームを立ち上げ、前年度の振り返りを実施。配属後に求められる技術力の変化に合わせて、改善ポイントを洗い出し、講義を担当するスタッフと協力しながらカリキュラムのアップデートを行っています。
本年度の大きな変更点としては、当社でも活用の幅が広がっているAIを講義の1つとして取り入れたことでしょうか。AIに関する概論から活用方法の紹介、Pythonを使用したプログラムを作成してみるという実践的な内容を実施しました。この研修により、AIを活用しツールを自作するなど、配属直後にチームの業務効率化につながったという成果がありました。
LinkedInラーニングの導入
以前からeラーニングは実施しておりましたが、より講座数が多く、隙間時間を活用してのマイクロラーニングが可能な「LinkedInラーニング」への切り替えを行いました。Web業界は技術の変化が早く、競争に勝ち抜いていくためには、スタッフのリスキングが重要と考えます。そこで、スタッフが新たなスキルを獲得しやすい環境構築のために導入を決定しました。
さらに、支援施策として規定の視聴時間や講座数を設定し、目標を達成したチームの表彰を行うなど、全社として「学び」を支援する環境の整備を行いました。詳細な効果測定はこれからとなりますが、スタッフからは毎朝5分だけアイドリングタイムに見るといった学びの習慣がつくれた、部署内のミーティングで学んだ内容の発表を行うようになり、知識の共有を行う場面が増えたという声が上がっています。
海外研修の再開
当社はグローバルに活躍できる人材の育成にも力を入れており、積極的に海外でのイベント参加や研修にスタッフの派遣を行っていましたが、コロナ禍においてやむなくオンラインでの参加に切り替えていました。世界情勢を鑑み、今秋から現地にスタッフを派遣する形でのイベント参加を再開しました。
オンラインではその場の空気感や文化まで実感することが難しく、やはり現地を訪れることで得られるものが多くあると考えます。今回の海外研修については、詳しくは各イベントに参加したスタッフのレポートを公開しておりますので、そちらもぜひご一読ください。
2024年につきましても、引き続きこれまでの取り組みの深化を行うことで、学ぶ文化、学び続ける文化の定着を目指しつつ、スタッフに心地よい刺激を提供し、共に成長してける環境づくりに努めていきたいと考えています。
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