新年のご挨拶 ~そして次のミツエーリンクスへ~
代表取締役社長 藤田 拓新春を迎え、謹んでごあいさつを申し上げます。年初に際して、日頃よりミツエーリンクスをご愛顧いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。
昨年は、ミツエーリンクスにとって大きな変化があった年でした。創業者である髙橋の勇退、電通総研グループへの参画、初めての中期経営計画策定等、こう書いていくだけでも改めてその大きな動きを感じるとともに、その中をついてきてくれた全スタッフに感謝しています。
私自身、この8カ月は「ミツエーリンクスとは?」を考える機会になりました。技術と品質を大切にし、Smart Communication Design Companyを掲げるミツエーリンクスは、W3Cメンバー入りをしてからその勧告を幹として、変化が激しいWeb技術の中で普遍的な技術と品質を強みに展開してきました。現在のミツエーリンクスを見ると今でもその強みは活かされており、W3Cの勧告は時代が変われども価値となる仕様であったことを痛感します。
さて、普遍的な技術とは対照的に変容していく技術があります。サーバーレス、Jamstack、CI / CD、自動化(Automation)、AI等、これらのWeb関連技術は今後更なる変化を遂げていくでしょう。この点については社内浸透の余地がまだまだあると感じており、今年はそのためのチームを立ち上げる予定です。
一方、これまで強みとしてきた普遍的な技術においても変化があります。いえ、変化というより誕生でしょうか。W3Cが大切にしてきたものを今の時代に合わせて新たに誕生した文書、その中でもドラフト中ではありますが「Web Sustainability Guidelines(WSG)」は注視したいガイドラインです。木達のコラム「環境・社会・経済の持続可能性に貢献するWeb品質」でも触れているように、環境の上に我々の社会や経済は成り立っています。グローバルに経済が展開される中、環境への意識は日に日に高まっていますが、ミツエーリンクスの主軸でもあるWeb制作も例外ではありません。WSGでは様々な観点でWebのサステナブルな構築・運用を示唆しています。幸いミツエーリンクスが取り組んできたアクセシビリティや表示パフォーマンス等の品質はWSGの中でもチェックすべき項目として取り上げられていますが、まだまだ意識すべき点は存在しており、中には先ほど挙げた変容していく技術の採用もWSGに沿う部分があります。
今年のミツエーリンクスは、普遍的な幹と変容する要素についてサステナブルを意識した形でのアップデートをする元年にできればと考えています。親会社の電通総研は「社会の進化を実装」を目指して昨年1月に社名を変更しました。その後の4月にミツエーリンクスも参画しましたが、目指すところはやはりWebの社会進化実装であり、今後もより普遍的な社会的価値に取り組んでいく所存です。
本年も引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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